2014年度・ネコクラブAコース
第3回「鍾乳洞たんけん&化石宝石発掘(川遊びから台風により変更)」
2014年10月4日(土)
会場:ヌチシヌジガマ(うるま市)、他
先週末に開催しましたネコクラブBコースの様子をお届けします。6月の川遊びが10月に延期になったもので、今度は台風が接近し川遊びから内容変更「鍾乳洞探検と化石発掘」にチャレンジしました。
向かった先は、うるま市にあるヌチシヌジガマ。うるま市石川にあるガマ(鍾乳洞)で、古くからの言い伝えでこの名前で呼ばれています。戦時中は、住民300名が非難していたが、戦闘による犠牲者が出ずガマ内で赤ちゃんも生まれるなど縁起の良いガマとして知られているそうです。
ヘッドライトをつけて鍾乳洞に入ってみると、天井も、壁も一面いろいろな不思議な形の岩だらけ。これは「石灰岩」という特別な岩。沖縄にある鍾乳洞はすべてこの石灰岩の真ん中が雨水で溶けて空洞になったものです。
行きのバスでは、この石灰岩とは何?という話から始まりました。沖縄本島の中南部は120~10万年ほど前までに海の中で堆積した岩が多くあります。これは石灰岩といい、その頃に琉球列島一帯に広がっていた広大なサンゴ礁のいろいろな生き物の骨や殻が積もって出来たものです。サンゴだけではなく、貝殻やウニ、海藻まで骨や殻をもついろいろな生き物の塊なんです。人類がまだ誕生していなかった頃の海の生き物の化石の塊が石灰岩です。沖縄本島の中南部には、こうした石灰岩がなんと厚いところで100mも積もっているといいます。
洞窟に入ってしばらく進むと、5mほど天井が高くなる鍾乳洞の広間に出ることが出来ました。石灰岩の真ん中です。つまり大昔の海の中。ここからは、いろいろな鍾乳石を見ながら進んでいきます。
行きのバスの中で教わった鍾乳石を次々と発見して、大興奮の子ども達。鍾乳石とは石灰岩が雨水で溶けて、いろいろな形に固まったもののことで、その形によって様々な呼び名がつけられています。つらら石、石筍、石柱いろいろな発見がありました。
子ども達が一番盛り上がっていたのは「カルサイトの結晶」を見つけたとき。石灰岩のかたまり方によっては、透明の結晶になり、キラキラ光る宝石になることがあります。鍾乳洞の壁で光るカルサイトの結晶をみつけて、思わずなでなでしてしまいました。
途中で、細い分かれ道を探検したり、天井を飛び回るコウモリを見つけたり、気づけばあっというまに2時間以上も鍾乳洞の真っ暗闇を進んでいました。最初は恐がっていたメンバーもいましたが、鍾乳石の面白さに惹かれてもうすっかり探検家。
洞窟から出てお弁当を食べた後は、近くの海岸に移動して今度は鍾乳洞が造られているのと同じ石灰岩から、化石を見つける発掘に挑戦!石灰岩を割ってみると、昔のサンゴだけではなく、巻き貝や二枚貝、有孔虫といって星の砂の仲間、時にはウニの棘といった化石が出てきます。100万年たってもきれいにその形が残っている。それでだけでもみんな大興奮!きれいな形を壊さないように、丁寧にハンマーで割っていきました。
化石と共に子ども達が探したのは、きれいなカルサイトの結晶。石灰岩が結晶化したカルサイトは状態が良ければ透明な結晶になります。化石を集める子、きれいなカルサイトを探す子、貝殻の化石にこだわる子、それぞれの個性が出ていましたが、どのメンバーも収集に霧中。子ども達ってコレクター癖があるんですよね!もちろん、しっかりとした知識も伴って初めて楽しくなってきます。だからネコクラブはでは、ただ探検するのではなく、ちゃんとした石灰岩や化石のお話しから入ります。
そんな探検をして、思う存分に発掘をして、自分達のまわりにいろいろな化石があることを知った、楽しい台風ネコクラブでした!
(ゆうにー)
第3回「鍾乳洞たんけん&化石宝石発掘(川遊びから台風により変更)」
2014年10月4日(土)
会場:ヌチシヌジガマ(うるま市)、他
先週末に開催しましたネコクラブBコースの様子をお届けします。6月の川遊びが10月に延期になったもので、今度は台風が接近し川遊びから内容変更「鍾乳洞探検と化石発掘」にチャレンジしました。
向かった先は、うるま市にあるヌチシヌジガマ。うるま市石川にあるガマ(鍾乳洞)で、古くからの言い伝えでこの名前で呼ばれています。戦時中は、住民300名が非難していたが、戦闘による犠牲者が出ずガマ内で赤ちゃんも生まれるなど縁起の良いガマとして知られているそうです。
ヘッドライトをつけて鍾乳洞に入ってみると、天井も、壁も一面いろいろな不思議な形の岩だらけ。これは「石灰岩」という特別な岩。沖縄にある鍾乳洞はすべてこの石灰岩の真ん中が雨水で溶けて空洞になったものです。
行きのバスでは、この石灰岩とは何?という話から始まりました。沖縄本島の中南部は120~10万年ほど前までに海の中で堆積した岩が多くあります。これは石灰岩といい、その頃に琉球列島一帯に広がっていた広大なサンゴ礁のいろいろな生き物の骨や殻が積もって出来たものです。サンゴだけではなく、貝殻やウニ、海藻まで骨や殻をもついろいろな生き物の塊なんです。人類がまだ誕生していなかった頃の海の生き物の化石の塊が石灰岩です。沖縄本島の中南部には、こうした石灰岩がなんと厚いところで100mも積もっているといいます。
洞窟に入ってしばらく進むと、5mほど天井が高くなる鍾乳洞の広間に出ることが出来ました。石灰岩の真ん中です。つまり大昔の海の中。ここからは、いろいろな鍾乳石を見ながら進んでいきます。
行きのバスの中で教わった鍾乳石を次々と発見して、大興奮の子ども達。鍾乳石とは石灰岩が雨水で溶けて、いろいろな形に固まったもののことで、その形によって様々な呼び名がつけられています。つらら石、石筍、石柱いろいろな発見がありました。
子ども達が一番盛り上がっていたのは「カルサイトの結晶」を見つけたとき。石灰岩のかたまり方によっては、透明の結晶になり、キラキラ光る宝石になることがあります。鍾乳洞の壁で光るカルサイトの結晶をみつけて、思わずなでなでしてしまいました。
途中で、細い分かれ道を探検したり、天井を飛び回るコウモリを見つけたり、気づけばあっというまに2時間以上も鍾乳洞の真っ暗闇を進んでいました。最初は恐がっていたメンバーもいましたが、鍾乳石の面白さに惹かれてもうすっかり探検家。
洞窟から出てお弁当を食べた後は、近くの海岸に移動して今度は鍾乳洞が造られているのと同じ石灰岩から、化石を見つける発掘に挑戦!石灰岩を割ってみると、昔のサンゴだけではなく、巻き貝や二枚貝、有孔虫といって星の砂の仲間、時にはウニの棘といった化石が出てきます。100万年たってもきれいにその形が残っている。それでだけでもみんな大興奮!きれいな形を壊さないように、丁寧にハンマーで割っていきました。
化石と共に子ども達が探したのは、きれいなカルサイトの結晶。石灰岩が結晶化したカルサイトは状態が良ければ透明な結晶になります。化石を集める子、きれいなカルサイトを探す子、貝殻の化石にこだわる子、それぞれの個性が出ていましたが、どのメンバーも収集に霧中。子ども達ってコレクター癖があるんですよね!もちろん、しっかりとした知識も伴って初めて楽しくなってきます。だからネコクラブはでは、ただ探検するのではなく、ちゃんとした石灰岩や化石のお話しから入ります。
そんな探検をして、思う存分に発掘をして、自分達のまわりにいろいろな化石があることを知った、楽しい台風ネコクラブでした!
(ゆうにー)
by neco-waku
| 2014-10-11 17:37
| ◇ネコクラブ
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