この週末に開催した子ども向け応急処置講習「MFAトレーニングキャンプ」、2日目の様子をお届けします。1日目は心停止が疑われる場合に遭遇したときに必要となるCPR(いわゆる心肺蘇生法)を練習しました。単にテクニックだけではなく、心停止の仕組みからのその原因の種類、それによる対処法なども学んでしっかりと理解を深めるのもこの講習の特徴。AEDの使い方も成人、小児と対象を変えながら1人何回も練習にチャレンジ。やはり、見ただけや1回だけではなく、慣れるまで何度も練習するのが大切ですね。
そして、2日目のこの日は、出血や失血によるショック、打撲や骨折、ヤケド、アナフィラキシーなど、いろいろなケガや体調不良に関してのファーストエイドを中心に講習を受けました。実際に包帯を巻いたり、ショックの状態かどうかを確認したり、救急車や必要な助けを呼ぶ練習をしたり、座学による講習と実技を交えながら、2日目もガッツリトレーニング。それでも子ども達の集中力はなかなかのもの。難しい医学的な言い回しや実際には見たことのないような怪我の話を聞きながら、手先を動かすことではじめての応急処置にチャレンジできていました!
最後の時間は、筆記試験と実技試験。しっかりとトレーニングをしたその成果を見るために、大人が受けるのと同じものに挑戦です。胸部圧迫の速さや深さ、AEDを使うタイミング、喉詰まりを起こしている人への適切な対処、などなど、かなり難しい内容。しかし、なんと!みんな合格点以上をとることができました。中には全問正解をする子も!(さすがミド!)
そして、テストは実技試験に移ります。2日間習ったテクニックを思い出しながら、それぞれ事故現場が用意されます。例えばこんなシナリオ、、、「雨の日の公園で、幼稚園生くらいの子がタイルで滑って腕を激しくぶつけながら転んだ場面に遭遇。さぁ、どうする??」なんて状況です。適切に自分自身の安全を確保しながら、感染予防もしつつ、その子の状態をチェック。さらには適切に固定や止血をしつつ、救助を呼ぶ。
習ったことの10分の10ができなくてもいいんです。10習ったうちの6でも、7でもできる子になってくれれば、いざという場面できっと役立つ存在になります。そうした思いで最後のシナリオテストに挑んでもらったら、みんな6どころか、7、8まで十分にできていました。すごい!
しっかりと2日間の講習を習得することができた今回のメンバー。最後は認定カード、そしていつもカバンにつけて置けるレスキュー呼吸用のマスク、感染予防の手袋をプレゼント。今日から、どこにいてもきっと誰かの役に立つ頼もしい存在になってくれるはずです。(もちろん、こうした知識やテクニックは使わないと忘れていくもの。受講認定ん期限は2年間ですが、ぜひその間にもまた復習に来てくださいね。)
2日間、本当に頑張りました!次の挑戦者を待っています。
(ゆうにー)
▼1日目の様子から見る▼
by neco-waku
| 2016-09-27 15:05
| ◇MFA応急処置キャンプ
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