「MFA応急処置トレーニングキャンプ」
2015年11月28日(土)~29日(日)
会場:ネコ事務所(中城村)
対象:小学5年生~中学3年生
~1日目~
このキャンプは、本格的な応急処置のトレーニングを行うもので、ネコのわくわく自然教室では初めて小学5年生から参加できる子ども向けに講習として開催しました。今回は小学5年生から中学3年生まで、8名のメンバーが受講してくれています。
内容はかなり本格的なもの。MFA(MedicFirstAid)という国際的な応急処置のトレーニングプログラムに則り、単なる心肺蘇生だけではなく、出血やアレルギーといったものへの応急処置、乳児や同年代の子どもに対してケアできるスキルまでトレーニングを行いました。2日間の講習を通して、なんと大人と同じ正式な資格取得を目指しています。
今日は1日目として、心肺蘇生法であるCPRとAEDに関する知識と操作について、ビデオ教材と解説、そして実習を交えて、時間をかけてトレーニングをしていきました。単にテクニックを覚えるだけではなく、心室細動の仕組みから、蘇生率との関係、AEDの普及などの理論を学び、さらには、感染予防のスキルと、救助時の自分自身の安全確保の流れなど、大人顔負けの応急処置プロバイダーになるための勉強にチャレンジしました。
言葉など初めて接する内容に、戸惑う顔も見せていましたが、1泊2日と大人の講習の2、3倍の時間をかけて行うメリットを活かし、ゆっくりと、ひとつずつ頭に入れていきます。休憩や食事、遊びを挟んで、なんと朝10時から夜の21時まで、子ども達の集中力にはびっくり!表面的なテクニックだけではなく、しっかりとプロバイダー(手当のスキルをもった人)としての意識、そして理論を身につけていっているようです。
新鮮な内容、そして意義ある内容に触れるときの子ども達の生き生きとした表情!素敵です!
ここは子ども達のやる気と集中力を引き出す自然教室。単に講習を行うだけではなく、途中で体を動かすブレイクを入れたり、みんなで仲良くなるゲームをしたり、いろんな工夫もしていますが、今回のメンバーの経験値の豊富さも集中力につながっているはずです。どのメンバーも10日間の無人島キャンプや、1週間の山歩きキャンプ、1年間のネコクラブなど、野外体験のプログラムへのチャレンジ経験が豊富。日頃からスタッフが気をつけている安全面の大切さ、怪我への身近な感覚も強い様です。
休憩時間には、置いてあるCPR用のマネキンで、滝壺などシチュエーションを自分たちで喋りながら、自主的に胸部圧迫やレスキュー呼吸の練習が始まった時は、とっても嬉しかったです(≧∇≦)
さぁ、明日は、怪我やアレルギー、体調不良に関しての応急処置を学びます。明日を楽しみに、おやすみなさーい。
▼MFAとは?
MFA講習とは、Medic FirstAid(メディックファーストエイド)という国際組織が認定する応急処置の講習プログラムです。米国OSHA基準という国際的な応急処置のガイドラインに沿った内容が学べる国内では有数の応急処置講習で、単なる心肺蘇生だけではなく、予防法や救助者の安全管理、メンタルケア、そして様々な怪我の応急処置、さらには乳幼児を対象とした応急処置方法など、多岐にわたるスキルを身につけることができるものです。いくつかのコースがありますが、ネコスタッフが受けているのは「チャイルドケアプラス」と呼ばれる乳幼児から成人までを対象とした応急処置プログラムです。ネコの活動中で遭遇する様々な事故への対応を、乳児や幼児の特性を踏まえながら学んでいくものです。こうした資格制度は更新、定期的な復習が必要なためネコのわくわく自然教室ではスタッフに年に1回の受講をするようにしています。
このMFA講習、ネコのわくわく自然教室では丸谷(ゆうにー)が講習を実施できるインストラクター資格を持っており、今回の講習も指導しています。また、ネコのわくわく自然教室事務所は、MFAから「MFAトレーニングセンター(応急処置講習会の開催所)」としての認定を受けています。また、CPRの訓練に必要なマネキンなどのトレーニング機材を所有しており、正式なトレーニングカリキュラムに沿って行い、受講者は国際登録資格を取得することができます。
(MFA-Japanホームページ)
http://www.mfa-japan.com/
~2日目の様子~
http://blog-necowaku.at.webry.info/201511/article_77.html
(ゆうにー)
by neco-waku
| 2015-11-28 23:29
| ◇MFA応急処置キャンプ
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