「お母さんとお父さんの身近な応急処置講習会」
with 沖縄市福祉文化プラザ児童センター
2013年9月11日(木)
会場:沖縄市福祉文化プラザ
木曜日には、沖縄市の児童センターとの協同企画で乳幼児期の子ども達をもつお母さん、お父さん方を対象とした応急処置講習会を開催しました。
これは、沖縄市高原にある福祉文化プラザ内の児童センターと一緒に企画しているもので、昨年度より行っている沖縄市の子ども達、親子向けの自然体験イベントの一環です。こどもと父母の居場所「児童センター」と、野外活動の専門家「ネコのわくわく自然教室」が一緒になって取り組む協働の試みとして、7月には子ども達を対象にしたサンゴ礁の海を探検する海遊びを行いました。今回はその逆でお母さん、お父さんを対象としたもの。身近な子育てで役立つ(身につけておいた方が良い)応急処置や危険生物についての講習です。
ネコのわくわく自然教室では、安全教育の一環としてMFAという規格の応急処置トレーニングの講習を行っています。これはMedic FirstAid(メディックファーストエイド)という国際組織が認定する応急処置の講習プログラムで、国際的な応急処置のガイドラインに沿った内容が学べる国内では数少ない応急処置講習です。単なる心肺蘇生だけではなく、予防法や救助者の安全管理、メンタルケア、そして様々な怪我の応急処置、さらには乳幼児を対象とした応急処置方法など、多岐にわたるスキルを身につけることができるものです。ネコのわくわく自然教室では、乳幼児から成人までを対象とした応急処置プログラムを開催しています。(詳しい内容はこちらから…http://blog-necowaku.at.webry.info/201305/article_52.html)
ただ、この講習は資格認定を伴うかなり厳格な内容が決まっているもので、最低でも10時間はかかるトレーニングとなります(だからこそ充実した内容になりますが)。この講習自体も一般の保護者の方が十分に受けられる内容ですが、今回はなかなか時間をつくれない3歳以下の乳幼児を抱えたお母さん、お父さん方向けの企画として、児童センターの方と相談をして1時間半で応急処置の概要を伝えるプログラムにすることになりました。
専門トレーニングプログラムを行っているネコのわくわく自然教室のノウハウを活かして、短い時間の中で応急処置全般に興味をもってもらい、細かい技能よりも考え方や危険な場面への接し方を中心にお話ししました。
その間、会場の後ろでは児童センターの職員の方々が子ども達の遊び相手になってくれています。
まずは、CPRやAEDといった基本のデモンストレーションから。最も力を入れているのは応急処置をしなければいけない場面に接したときの心構えや、近づく前の対応。助けるお母さん、お父さん自身についても考えていくことをお話ししました。
そして、火傷や出血などへの応急処置、さらにはチョーキングやアナフィラキシーといった危険な状態というものへの対応、そして沖縄では絶対に必要になるハブや海の危険生物についてのレクチャーと、1時間半の短い時間でしたが、たくさんのお話しをさせてもらいました。
参加されたお母さん、お父さんはとっても意欲的に話を聞いてもらえ、たくさんの質問もしてもらえました。今回は短い時間だったので参加された方の実習はほとんどなく、講師によるデモンストレーションが中心になりましたが、この機会を通して安全管理や応急処置に興味を抱いてもらい、今後、きちんとした応急処置講習を受けるためのきっかけになってくれればと思います。
ご参加ありがとうございました!
(ゆうにー)
by neco-waku
| 2013-09-13 22:41
| ◆MFA(応急処置)講習会
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