土曜日はネコクラブBコースの「森探検」。これは6月末に予定していた川の探検が台風直撃により延期になった分です。流石に10月末なので、川探検ではなく、こちらも9月末に予定していて台風直撃で出来なかった森への探検に内容を変更して挑戦となりました。今年はホント、Bコースは台風に好かれていますね!
ちなみに、この日も遠くフィリピンの海上で、この時期としては強い台風26号が暴れています(笑)
2018年度・ネコクラブBコース
第3回「森歩きの達人になろう!」(6/30川探検の台風中止分)
2018年10月27日(土)
というわけで向かった先は、やんばる、国頭村の森の中。ここは「やんばる国立公園」に指定されている国内でも有数の豊かな自然、独特の森が広がる場所です。
今回のテーマは「やんばるの森に棲む生き物を知ること」。ネコ事務所からやんばるまでの車内では、この森に生息する様々な生き物たち、植物たちについてスタッフの楽しいクイズでレクチャー。やんばるの森には、ヤンバルクイナやノグチゲラをはじめ、世界でこの森にしか澄んでいないような、希少で絶滅が危惧される生き物がたくさんいるんです。意外と希少なのは両生類。生息するカエルのほとんどが、沖縄本島や沖縄諸島の固有種。天然記念物に指定されている種類もたくさんあります。そうした生き物は、「あ!カエルだ!」なんて言って、簡単に触ったりしてはいけません。(天然記念物に指定されているものは、持ち帰るのはもちろん、触ったり、動かしたりもアウトです)
なんたって、歩くだけで天然記念物の生き物にも出会えてしまうかもしれないこの森。そうしたことも頭に入れておかないと、うっかりでは済まない影響を与えてしまいます。ネコクラブでは、触ってもいい生き物もありますが、触っていけない生き物もしっかり教わります。そして、虫やトカゲを持ち帰る(昆虫採集的なもの)は厳禁なんです。
そんな話をしているうちに、やんばるの森へ到着。ここからは自分の足で探検をしていきます。もちろん、そんな時に持っていくのは「やんばる生きもの図鑑」ですね!知っていますか?これは、北部3村と環境省でつくる協議会が発行しているもので、ゆうにーがイラストを書いたり、種類の選別に関わって作った本なんです!(ネコ事務所で購入できますよ!)
一歩森の中に入ると、そこは亜熱帯の緑深い森。9月末の台風で倒木も多かった森ですが、この1ヶ月ちょっとで、少しずつ緑が回復してきています。生き物たちもたくさん顔を出してくれました。
子ども達に一番人気はやっぱりキノボリトカゲ。どのかわいく、かっこいい姿に、みんなの人気者です。今日は、それ以外にもギンボシザトウムシ、リュウキュウハグロトンボ、ヤンバルヤマナメクジ、オキナワギセル、オオシマゼミ、、、なんて知らないと姿を想像できないような生き物たちも、子ども達に人気でした。
森の奥からは天然記念物の鳥、アカヒゲのきれいな鳴き声が、足元にはリュウキュウイノシシの足跡が!
そして、森の中はすっかり秋の気配。真っ黒なイルカンダの豆、切ってみるとまるでキウイフルーツの様なシマサルナシの実、カラフルで綺麗なアオノクマタケランの実、人気はやっぱりこの森で一番多いイタジイのどんぐり。そして、一番人気は日本一大きなオキナワウラジロガシのどんぐり。
たくさんの生き物に出会い、たくさんの秋の恵みを感じた森探検。豊かで貴重なやんばるの森を肌で体感した森探検の1日でした。
(ゆうにー)
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by neco-waku
| 2018-11-01 01:14
| ◇ネコクラブ
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