今日から「火起こし&縄文人キャンプ」が始まりました。1泊2日の日程で、2500年以上前の縄文時代へタイムスリップして、太古の時代に使われていたいろいろな知恵やスキルを楽しく学びます。
生きるか死ぬかのサバイバルをするのではありませんが、本物の縄文遺跡を見学したり、縄文時代の生活や文化を学んだり、衣装や沖縄の縄文人らしい装飾を作ったり、自分たちで弓矢を作って狩りの練習をしたり、作った弓を使ってなんと火を起こしたり!
今回参加してくれたのは5歳から小学校高学年までの子ども達。キャンプにいつもきてくれる子もいますが、今回初めてネコキャンプにチャレンジする子、お母さんの元を初めて離れてお泊まりに挑戦する子もいます。
目的地へ移動の車内では、たのしいネコスタッフによるレクチャーを開催。子ども達にもわかりやすく、紙芝居や劇を通してそのキャンプのテーマを、大人顔負けの知識で覚えられるのもネコわくキャンプの醍醐味。今回は「沖縄の縄文時代」についてのいろんなお話がはじまっています。
さぁ、最初の目的地は、勝連半島の先にある伊計島。ここには2500年前の縄文遺跡「仲原遺跡(なかばるいせき)」があります。畑の中から見つかったこの小さな村の遺跡には20戸以上の竪穴式住居の遺構がみつかり、そのうちいくつかが当時の姿のまま復元もされているんです。茂みを抜けて集落に入ると、まさにそこは縄文時代の村の中!
沖縄の縄文文化では、他の地域と比べて「海」とのつながりが色濃かったんです。道具や装飾にも海の素材がたくさん使われていて、特にメインの材料は「貝殻」。お昼ご飯を挟んで貝殻を集めたら、伊計島を離れてやんばるへ移動です。バスの中での話は…「沖縄の縄文人と九州・東北との交流~」。どこかの大学の授業みたい。
仲原遺跡を出発して、今夜の宿泊地となるキャンプ場まで到着しました。ここまでの車中では、たくさん縄文時代の生活についてレクチャーを受けてきたメンバー、さっそく荷物を降ろして、楽しい縄文時代へのタイムスリップの第2段階を始めよう。
まずは衣装づくり!縄文時代風に麻布(本物ではありませんが)で、衣装を作って、自分で模様を描いたら、可愛らしい縄文風の服の完成。そのにさっき海でとってきた貝殻を首飾りにして、装飾をつけたら、縄文ガールズ!縄文ボーイズの完成です(≧∇≦)
縄文人になりきったら、今夜の寝床を作ろう!今夜は最新型の「竪穴はない式折りたたみ住居」。21世紀風に言うと「テント」。みんなで協力して作り上げたら、いよいよ夜の部に突入です!縄文キャンプの1日目は、まだまだ終わりません!
夜のチャレンジは「火起こし」。ライターやマッチではなく、気を擦り合わせてつける縄文時代からの方法。今回やってみるのは、ちょうど縄文時代に行われ始めたとされる「弓ギリ法」という、弓矢の弓を使って気をこすり合わせる方法。
これが簡単そうに見えて、コツをつかむのがなかなか難しい。力の弱い子ども達を連れてのチームでチャレンジするとさらに難しい。大人も本気を出しながら、でも子ども達、チームが一丸となって、それぞれ取り組み始めました。でも、そう簡単にはつきません。必死な形相でこすっていきますが、バランスを崩したり、煙が出なかったり、、、気づけばもう真っ暗。
最後はうまくいったチームの火種を使って、全部のチームのかまどで火を大きくして、今夜の料理を作ることができました。
今夜のメニューも縄文風の食材で、鳥肉とキノコの包み焼き。縄文風の材料に、これまた縄文時代っぽく、塩味だけでの味付け。現代からタイムスリップしてきたメンバーには、ちょっと味気ないかもしれないけど、それでもぺこぺこのお腹には美味しすぎました。
ご飯を食べ終わったら、頑張ったメンバーはもう眠たくてフラフラです。ぱぱっと、かたづけをして、それぞれの「竪穴式じゃない住居テント」に入って、おやすみなさーい。あっと言う間に夢の世界に入っていきました。
空を見上げると、きれいな満月。きっとこれだけは縄文時代と変わらない景色。夢の中でも縄文人に出会えることを期待しながら、おやすみなさーい。
明日は弓矢を作って、狩の修行に出かけたいと思います。
(ゆうにー)
▼日中の様子を動画で配信中!
by neco-waku
| 2020-10-31 23:32
| ◇縄文人キャンプ
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