小学校での
軽石のふしぎ講座
開催レポート
2022/01
2021年10月に沖縄に漂着しはじめた大量の軽石、漁業や船舶への影響が出る一方、地球の営みとして自然の不思議を学ぶ貴重な教材ともなっています。そうした軽石からの学びを伝える「軽石のふしぎ講座」を始めて3ヶ月。ここまで保育園や小学校、オンラインなどの30回以上の講座を行なってきました。
今回は、小学校からの依頼による講座開催の様子をお届けします。コロナ禍に合わせたオンライン形式での開催、広い体育館で感染対策を行っての対面形式など、さまざまな形で実施をしています。
今回紹介するのはこちら…
◆西原町立西原南小学校(対面講座)
◆読谷村立喜納小学校(オンライン講座)
ネコわくでは軽石講座の依頼を受け付けています。
小学校をはじめ、中学校、高校、保育園や学童など、大人数にも対応できる講座を行なっています。
【体育館での対面講座】
西原町立西原南小学校
3年生
日程:2022年1月26日(水)
時間:13:30-15:00(1時間30分)
参加:3年生全クラス(2クラス約60名)
形式:体育館での対面形式
講座の流れ(その1・座学70分)
座学では、火山の噴火により軽石ができる仕組みから、日本や世界での火山、軽石が漂流する現象について解説していきます。マクロな視点で捉える軽石流出、それによる生態系への影響などの話題へ。そうした広い視点を通して、自然と人間社会の付き合い方についても話していきました。
座学の後半は、ミクロな視点で軽石の「石」としての魅力に注目。国内でも軽石として貴重な形状が観察できる福徳岡の場軽石の種類、さらには軽石に含まれる鉱物・宝石を紹介しました。
講座の流れ(その2・観察20分)
後半は実際に軽石を手に取ってみながら、種類分けや鉱物の観察に挑戦しました。今回は体育館で行ったため、ネコわくで準備した大量の軽石をクラスごとにシートに広げ、自由に軽石を観察するスタイルです。座学の内容と、配布した軽石と鉱物の分類シートを見ながら、8種類にわけられる福徳岡の場軽石の形状を観察し、顕微鏡を使って鉱物を見つけることができると、どの児童も興奮した様子で見つけた物を見せに来てくれました。
▼分類などはこのシートを配布しています。
【オンライン講座】
読谷村立喜納小学校
4年生
日程:2022年1月21日(金)
時間:13:30-15:00(1時間30分)
参加:4年生全クラス(3クラス約70名)
形式:ZOOMを使ったオンライン形式
喜納小学校ではオンラインでの講座となりました。児童は各クラスの大型モニターで受講、休みの児童は自宅からZOOMに接続という形で、自宅にいる児童も同じ時間に参加できるのがオンライン講座のメリットです。
座学の後の観察指導がオンラインでは直接行えないため、事前に各クラスの先生用に軽石の分類サンプルを手渡し、観察や分類などは担任の先生主導で行ってもらいました。
講座の流れ(その1・座学70分)
座学では、火山の噴火により軽石ができる仕組みから、日本や世界での火山、軽石が漂流する現象について解説していきます。マクロな視点で捉える軽石流出、それによる生態系への影響などの話題へ。そうした広い視点を通して、自然と人間社会の付き合い方についても話していきました。
座学の後半は、ミクロな視点で軽石の「石」としての魅力に注目。国内でも軽石として貴重な形状が観察できる福徳岡の場軽石の種類、さらには軽石に含まれる鉱物・宝石を紹介しました。
講座の流れ(その2・観察は担任の先生主導)
オンライン講座後は、担任の先生主導での軽石の観察を行いました。事前に渡していた軽石分類のサンプルや講師作成のプリントを活用しています。後日、それぞれの児童が自分で見つけてきた軽石を分類してみたりと、その後の時間も軽石の話題が広がってくれたとのことです。児童が持ってきた軽石で担任の先生が分類できないものは、講師ゆうにーへLINE等でやり取りをして質問するという方法で、事後のフォローも行なっています。
▼事前に担任の先生へ手渡した分類サンプル
▼児童の感想(喜納小学校)
【講座依頼を承ります】
ゆうにーによる軽石のふしぎ講座、ここまで保育園から小学校、大人向け、オンラインまで30回以上の講座を行なってきています。学校や団体、小規模のグループまで、軽石を知り自然を知る軽石講座の依頼を承ります。
日程、対象、人数、予算等、お気軽にご相談ください。
ネコのわくわく自然教室
info@neco-hp.com
098-895-6404
▼保育園や学童での講座事例はこちら
▼一般の方が受講できるオンライン講座
▼ゆうにー著「軽石のふしぎ図鑑」について
▼新聞・テレビ報道まとめ
by neco-waku
| 2022-02-01 17:42
| ★軽石のふしぎ講座
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