今年もやって来ました!年に一度のチキンパーティ、「ニワトリ、命を食べる」親子プログラムです。その名の通りに生きているニワトリから料理を始めて、自分たちで血を抜き、自分たちで羽をむしり、自分たちで部位に切り分けていくプログラム。「お肉の作られ方」「命が食材へ変化する過程」を学ぶものですが、重い気持ちで臨むのではなく、料理して、美味しく食べるという楽しいイベント。生きているので、血を抜いて絞めるところからはじめるので、ちょっといつもの料理とは違いますが、楽しく!美味しく!家族で一緒に!がモットーの1日。さぁ、どんなパーティになったでしょうか。
ニワトリ、命を食べる。
2022年2月23日(水祝)9:00-15:00
ネコ事務所(中城村)
今年のチキンパーティは、4歳から小学生のメンバー、そしてパパ、ママまで30名、10家族が集まってくれました。
今日は美味しくニワトリを料理しつつ、「生き物を食べる、生き物の命を食べているとはどういうことか」、「動物がお肉になっていく工程はどういうものか」それを体験するプログラム。生きているニワトリから料理をする命をいただくプログラムなので、参加するにも勇気が必要ですが、悲しい体験などではありません。いつもより「新鮮な鶏」を食べられるとっておきの日なんです。美味しいものを食べるときに悲しんでいては、ニワトリにも失礼!なので「悲しい」雰囲気やお話しはありません!
と言っても、はじめてニワトリをさばくのは、大人でもなかなか緊張感します。料理とは言っても、生きているニワトリを押さえて、血を抜かなければなければなりません。やってみる前は、誰が来る?誰が押さえる??家族会議が続きます(笑)
それでも、チキンパーティは、たのしく!おいしく!これが大切です!だって、新鮮でピチピチ動いている鯛なんて手に入ったら、きっとみんな大よろこび!それが今日はニワトリなだけ。
さぁ、 料理の手順は簡単!
1)血を抜こう!
まずは、首をちょこっと切って血を出します。これをするとニワトリが動かなくなります。この作業が一番ドキドキ。素早くしないとニワトリも大変です。慣れていなかったり、勇気が出ないと包丁に力が入らず、なかなか脈までは届きません。ビックリするのは出てきた血の温かさ。触った人は皆「熱い!」と言ってしまうほど。これが生きているニワトリです。
料理するのは近くの農場からいただいたニワトリ。「廃鶏(はいけい)」と呼ばれる卵を生むためのニワトリが、増えすぎたり、定年になって廃棄処分になるもの。定年といっても生後20ヶ月ほど。人間にすると20歳すぎとのこと!!
その後は廃棄処分となっているそうです。お肉用のニワトリではないので、スーパーなどで一般に売られている鳥肉に比べると、肉の大きさもやわらかさも違いますが、鳥肉本来の旨味が詰まった美味しいお肉です。
今年は、茶色いボリスブラウンという品種でした。
2)羽を抜こう!
血を抜き切った後は、お湯に数秒つけて羽をむしっていきます。羽をむしるとどんどん「お肉」に見えてくるから不思議(笑)さっきまで、血を見て戸惑っていた子も、もうニワトリにさわれちゃいます。
3)お肉を分けよう!
いよいよ解体。身体の仕組み、ここではもも肉、ムネ肉、ササミなど部位ごとに切り分けて行きます。お店で売られているパーツごとキレイに切れていくことにビックリ。盛り上がったのがが、お腹の中から卵が出てきた時!これには説明なしに子ども達も第興奮!
もも肉、手羽、むね肉、ささみ、トサカ、足などなど、いろいろなパーツに分けることが出来ました!
4)おいしく料理!
切ったお肉を使って料理。お腹はペコペコ。今日のメニューは、捌いたニワトリのガラ(骨)を集めて、長ネギと生姜と一緒に煮込んだスープがベースの「鶏ガラ茶漬け」。
ご飯に、湯がいた胸肉やささみ、そしてキンカンの甘煮をトッピング。そこに熱々の鶏がらスープを注ぎ込む逸品。
つけあわせは、手羽先を甘酢で煮込んだ「手羽先の甘酢煮」、もも肉はタレに漬け込んで炭火で焼いて待ちに待ったお昼ご飯!お肉はちょっと堅めですが、自分達でさばいた鶏肉は、しっかりとした鶏の味がして美味しい。一番美味しかったのはどれかな?
子ども達に一番人気だったのは「トサカの炭火焼き」。コリコリしていて美味しかった!同じく炭火で焼いた足も良い感じ!骨までしっかりと美味しい味が出るニワトリに感謝!ごちそうさまでした!
今日は雨の1日でしたが、しっかりとレインコートを着込んできてくれて、しっかりと覚悟を決めてきてくれたおかげで、最後まで楽しく美味しい料理教室となりました。
いろんな楽しみがあるネコわくのプログラム。今回は、年に一度の美味しく楽しいチキンパーティ、今年もたくさんのご参加ありがとうございました!
(ゆうにー)
~~~~▼このプログラムが紹介されている本
「沖縄肉読本」
鶏だけに限らず、ぶた、うし、など沖縄の肉文化と肉食産業を紹介する本をご存じですか?本の中では、ネコのわくわく自然教室で行っているこのニワトリプログラムも紹介されています。
▼Amazonで探す!
http://amzn.asia/5rDbCvG
▼当日の様子を動画でみられます!インスタグラムへ!https://www.instagram.com/s/aGlnaGxpZ2h0OjE4MDA3OTM4MjU5Mzg1Njcw?utm_medium=copy_link
2022年2月23日(水祝)9:00-15:00
ネコ事務所(中城村)
今年のチキンパーティは、4歳から小学生のメンバー、そしてパパ、ママまで30名、10家族が集まってくれました。
今日は美味しくニワトリを料理しつつ、「生き物を食べる、生き物の命を食べているとはどういうことか」、「動物がお肉になっていく工程はどういうものか」それを体験するプログラム。生きているニワトリから料理をする命をいただくプログラムなので、参加するにも勇気が必要ですが、悲しい体験などではありません。いつもより「新鮮な鶏」を食べられるとっておきの日なんです。美味しいものを食べるときに悲しんでいては、ニワトリにも失礼!なので「悲しい」雰囲気やお話しはありません!
と言っても、はじめてニワトリをさばくのは、大人でもなかなか緊張感します。料理とは言っても、生きているニワトリを押さえて、血を抜かなければなければなりません。やってみる前は、誰が来る?誰が押さえる??家族会議が続きます(笑)
それでも、チキンパーティは、たのしく!おいしく!これが大切です!だって、新鮮でピチピチ動いている鯛なんて手に入ったら、きっとみんな大よろこび!それが今日はニワトリなだけ。
さぁ、 料理の手順は簡単!
1)血を抜こう!
まずは、首をちょこっと切って血を出します。これをするとニワトリが動かなくなります。この作業が一番ドキドキ。素早くしないとニワトリも大変です。慣れていなかったり、勇気が出ないと包丁に力が入らず、なかなか脈までは届きません。ビックリするのは出てきた血の温かさ。触った人は皆「熱い!」と言ってしまうほど。これが生きているニワトリです。
料理するのは近くの農場からいただいたニワトリ。「廃鶏(はいけい)」と呼ばれる卵を生むためのニワトリが、増えすぎたり、定年になって廃棄処分になるもの。定年といっても生後20ヶ月ほど。人間にすると20歳すぎとのこと!!
その後は廃棄処分となっているそうです。お肉用のニワトリではないので、スーパーなどで一般に売られている鳥肉に比べると、肉の大きさもやわらかさも違いますが、鳥肉本来の旨味が詰まった美味しいお肉です。
今年は、茶色いボリスブラウンという品種でした。
2)羽を抜こう!
血を抜き切った後は、お湯に数秒つけて羽をむしっていきます。羽をむしるとどんどん「お肉」に見えてくるから不思議(笑)さっきまで、血を見て戸惑っていた子も、もうニワトリにさわれちゃいます。
3)お肉を分けよう!
いよいよ解体。身体の仕組み、ここではもも肉、ムネ肉、ササミなど部位ごとに切り分けて行きます。お店で売られているパーツごとキレイに切れていくことにビックリ。盛り上がったのがが、お腹の中から卵が出てきた時!これには説明なしに子ども達も第興奮!
もも肉、手羽、むね肉、ささみ、トサカ、足などなど、いろいろなパーツに分けることが出来ました!
4)おいしく料理!
切ったお肉を使って料理。お腹はペコペコ。今日のメニューは、捌いたニワトリのガラ(骨)を集めて、長ネギと生姜と一緒に煮込んだスープがベースの「鶏ガラ茶漬け」。
ご飯に、湯がいた胸肉やささみ、そしてキンカンの甘煮をトッピング。そこに熱々の鶏がらスープを注ぎ込む逸品。
つけあわせは、手羽先を甘酢で煮込んだ「手羽先の甘酢煮」、もも肉はタレに漬け込んで炭火で焼いて待ちに待ったお昼ご飯!お肉はちょっと堅めですが、自分達でさばいた鶏肉は、しっかりとした鶏の味がして美味しい。一番美味しかったのはどれかな?
子ども達に一番人気だったのは「トサカの炭火焼き」。コリコリしていて美味しかった!同じく炭火で焼いた足も良い感じ!骨までしっかりと美味しい味が出るニワトリに感謝!ごちそうさまでした!
今日は雨の1日でしたが、しっかりとレインコートを着込んできてくれて、しっかりと覚悟を決めてきてくれたおかげで、最後まで楽しく美味しい料理教室となりました。
いろんな楽しみがあるネコわくのプログラム。今回は、年に一度の美味しく楽しいチキンパーティ、今年もたくさんのご参加ありがとうございました!
(ゆうにー)
~~~~▼このプログラムが紹介されている本
「沖縄肉読本」
鶏だけに限らず、ぶた、うし、など沖縄の肉文化と肉食産業を紹介する本をご存じですか?本の中では、ネコのわくわく自然教室で行っているこのニワトリプログラムも紹介されています。
▼Amazonで探す!
http://amzn.asia/5rDbCvG
▼当日の様子を動画でみられます!インスタグラムへ!https://www.instagram.com/s/aGlnaGxpZ2h0OjE4MDA3OTM4MjU5Mzg1Njcw?utm_medium=copy_link
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ono
at 2022-02-26 09:07
x
①とりあえず、全部の行程が楽しかったです。
前日まで、子ども2人は、どちらも、鶏さんの首を切る役をしたがり、とジャンケンしてましたが、鶏さんを目の前にして「やっぱ無理。目が合う、鶏がこっち見てた」と半べそをかいてました。でも、しっかりと、鶏が自分の命を人間に贈る瞬間を、足や胴体を支えながら、彼女達なりに受け止めていました。
②鶏ガラまでいただきありがとうございました。うちで鶏ガラスープを作り、白ネギと大根、ニンジンも一緒に、ラーメンにしました。ムネ肉は、ことこと弱火の湯で鶏ハムに。
ササミは、さっと茹でて、冷蔵庫で保管して、ほぐしてレタスとサラダにします。
モモ肉は、骨から剥いで、適当に切って、塩麹漬けにしました、オーブンで焼きます!
ラーメンと鶏ハム、昨日食べましたが、めちゃくちゃ美味しかったです。
家族から、来年もぜひ参加してこい、我が家の食卓をまた楽しませて欲しい、と熱烈に言われたので、来年もまた、鶏さんの大切な命に感謝しつつ、いただきに参りたいと思います。よろしくお願いします。
追伸
来年は、姉が絶対に鶏さんの首を切る、とのことです。
前日まで、子ども2人は、どちらも、鶏さんの首を切る役をしたがり、とジャンケンしてましたが、鶏さんを目の前にして「やっぱ無理。目が合う、鶏がこっち見てた」と半べそをかいてました。でも、しっかりと、鶏が自分の命を人間に贈る瞬間を、足や胴体を支えながら、彼女達なりに受け止めていました。
②鶏ガラまでいただきありがとうございました。うちで鶏ガラスープを作り、白ネギと大根、ニンジンも一緒に、ラーメンにしました。ムネ肉は、ことこと弱火の湯で鶏ハムに。
ササミは、さっと茹でて、冷蔵庫で保管して、ほぐしてレタスとサラダにします。
モモ肉は、骨から剥いで、適当に切って、塩麹漬けにしました、オーブンで焼きます!
ラーメンと鶏ハム、昨日食べましたが、めちゃくちゃ美味しかったです。
家族から、来年もぜひ参加してこい、我が家の食卓をまた楽しませて欲しい、と熱烈に言われたので、来年もまた、鶏さんの大切な命に感謝しつつ、いただきに参りたいと思います。よろしくお願いします。
追伸
来年は、姉が絶対に鶏さんの首を切る、とのことです。
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Yukawa
at 2022-03-01 12:58
x
前日に勢いで決まったチキンパーティー!息子たちが行きたいって言ってるのに、私が怖いからと言う理由で、この滅多にできないチャンスを無駄にしてはいけない!とドキドキしながらの参加でした!
当日、まだ生きている鶏さえも抱っこできない、息子達に不安を感じましたが、工程が進むにつれ、あの恐怖はどこに行ったのか、ほんと最初の首を切るまでが山場、後の作業はそれぞれが一生懸命羽をむしったり、脚を切ってみたり、食材に変わっていくと言うリアルな体験を実際に自分たちでする!心よりに響くものがあったと思います。みんなで鶏出汁茶漬けを食べながら、次男がぼそっと、「こんなに大変なんだ。。。」って呟いた時は本当きて良かったなって思いました!
うちも、鶏ガラの美味しい出汁で野菜スープ、胸とササミはミンチにしてチキンナゲット、もも肉は甘辛くコトコト煮込んで、美味しく頂きました!
また機会があれば是非参加したいと思います!
※子どもたちの祖父がボーイスカウトでもこんな体験しなかったぞ!ネコワクすごいな!っと感心しておりました!!!
当日、まだ生きている鶏さえも抱っこできない、息子達に不安を感じましたが、工程が進むにつれ、あの恐怖はどこに行ったのか、ほんと最初の首を切るまでが山場、後の作業はそれぞれが一生懸命羽をむしったり、脚を切ってみたり、食材に変わっていくと言うリアルな体験を実際に自分たちでする!心よりに響くものがあったと思います。みんなで鶏出汁茶漬けを食べながら、次男がぼそっと、「こんなに大変なんだ。。。」って呟いた時は本当きて良かったなって思いました!
うちも、鶏ガラの美味しい出汁で野菜スープ、胸とササミはミンチにしてチキンナゲット、もも肉は甘辛くコトコト煮込んで、美味しく頂きました!
また機会があれば是非参加したいと思います!
※子どもたちの祖父がボーイスカウトでもこんな体験しなかったぞ!ネコワクすごいな!っと感心しておりました!!!
by neco-waku
| 2022-02-23 18:35
| ◇にわとり、命を食べる
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