ワインレッドの海
2022/4/16の午後、中城の海は、まるで赤ワインを流したように鮮やかな真っ赤に!
今の時期だけに時々見られる、鮮やかで印象的な自然現象を紹介します。
これは、台風と大潮と春の海藻の時期が重なって起きた時々ある現象。カゴメノリと言う海藻が、台風の風で大量に打ち上がり、一度乾燥してから大潮の満潮で浸かって、色素のタンニン(紅茶や赤ワインの色の成分の仲間)が染み出したもの。
この現象、中城村の海岸では時々見られます。
今回は台風で大量に打ち上がったこともあり範囲が広い。
文献によるとタンニンを多く含む海藻が一度打ち上げられて乾燥し、再び海水に浸かるプロセスが必要みたいです。
海にある状態の海藻から色が出るわけではない、と言うのは当たり前ですが面白い!
出典:沖縄県衛生環境研究所所報 第51号(2017)
https://www.pref.okinawa.jp/site/hoken/eiken/syoho/documents/51-p73-78.pdf
動画で紹介
一番、海が真っ赤になっていたのは4/16の午後。
その時の様子を動画にしていますので、ぜひ、ご覧ください。ここまでの範囲は、なかなか見られないことです。
ネコわくで撮影した映像がFNN系列のニュースでも取り上げられました!
2022/04/21放送
いつもは青い海が、今日だけは赤く。これもきれい!
自然はいつも人間に驚きの変化を見せてくれます。
その変化に気づき、その変化を楽しめる感覚も自然との付き合いでは大切。
ちなみに、真っ赤になっていますが、生き物や人への害の報告はありません。そのうち消えてしまいます。
ちなみに、翌朝には下の写真のように赤い色は海に拡散して消えていました。
これは、よく聞く「赤潮」というのとも違います。赤潮はプランクトンの大量発生によるもの。これは、海藻の出汁がたくさんでただけのことです。
生き物や人間に害のあるものではありません。あくまで一時的に見られる自然現象で、悪いものではないので、楽しんでみてほしいと思います。
海岸に上がったカゴメノリを観察すると面白くて、太陽に照らされたところは朱色に変色。でも変色は表層だけで、少しめくると本来の黄土色。
波打ち際には細く萎びた黄土色が打ち上がってるので、これは色素が出てしまったもの。
海の中にいる時のカゴメノリも褐色で、ツルで編んだ手作りのカゴのような感じで可愛らしいんです。
打ち上がった海藻の山脈を見ても面白い。
太陽に乾かされて朱色に変色したカゴメノリは、浜の高い位置に。
波のかかる海藻山脈の海側は、黄土色のカゴメノリが堆積していました。
海藻山脈の陸側には、福徳岡の場軽石の帯が。海岸の景色は移り変わるものですね。
ちなみに今朝4/20は、ゆうにーが沖縄テレビの取材カメラを案内して来ました。
夕方18時からのOTVニュース内で、少し紹介されることと思います。
この打ち上がった海藻が見られるのは、中城村の吉の浦公園の裏にある海岸。
大潮の時期が終わり、海が赤い!という状態は終わってしまいましたが、海岸には沢山のカゴメノリが漂着していて、再現実験できます。
せっかくなので、ネコわく横の吉の浦保育所の園児たちを海岸へ案内。
出典:沖縄県衛生環境研究所所報 第51号(2017)
https://www.pref.okinawa.jp/site/hoken/eiken/syoho/documents/51-p73-78.pdf
動画で紹介
一番、海が真っ赤になっていたのは4/16の午後。
その時の様子を動画にしていますので、ぜひ、ご覧ください。ここまでの範囲は、なかなか見られないことです。
ネコわくで撮影した映像がFNN系列のニュースでも取り上げられました!
2022/04/21放送
いつもは青い海が、今日だけは赤く。これもきれい!
自然はいつも人間に驚きの変化を見せてくれます。
その変化に気づき、その変化を楽しめる感覚も自然との付き合いでは大切。
ちなみに、真っ赤になっていますが、生き物や人への害の報告はありません。そのうち消えてしまいます。
ちなみに、翌朝には下の写真のように赤い色は海に拡散して消えていました。
これは、よく聞く「赤潮」というのとも違います。赤潮はプランクトンの大量発生によるもの。これは、海藻の出汁がたくさんでただけのことです。
生き物や人間に害のあるものではありません。あくまで一時的に見られる自然現象で、悪いものではないので、楽しんでみてほしいと思います。
海岸に上がったカゴメノリを観察すると面白くて、太陽に照らされたところは朱色に変色。でも変色は表層だけで、少しめくると本来の黄土色。
波打ち際には細く萎びた黄土色が打ち上がってるので、これは色素が出てしまったもの。
海の中にいる時のカゴメノリも褐色で、ツルで編んだ手作りのカゴのような感じで可愛らしいんです。
打ち上がった海藻の山脈を見ても面白い。
太陽に乾かされて朱色に変色したカゴメノリは、浜の高い位置に。
波のかかる海藻山脈の海側は、黄土色のカゴメノリが堆積していました。
ちなみに今朝4/20は、ゆうにーが沖縄テレビの取材カメラを案内して来ました。
夕方18時からのOTVニュース内で、少し紹介されることと思います。
この打ち上がった海藻が見られるのは、中城村の吉の浦公園の裏にある海岸。
大潮の時期が終わり、海が赤い!という状態は終わってしまいましたが、海岸には沢山のカゴメノリが漂着していて、再現実験できます。
せっかくなので、ネコわく横の吉の浦保育所の園児たちを海岸へ案内。
今だけたくさん見られる赤い海藻を集めるお散歩に!
台風で打ち上がり、太陽で乾いて赤くなったカゴメノリ。袋に入れて水を入れると、想像以上に綺麗で濃い色が出て来ます!
今だけできる自然の色遊び♪台風と海の恵み。
この真っ赤具合、ぜひ、足を運んでみてはどうでしょうか?
ネコわくのすぐ横の海です。
(ゆうにー)
台風で打ち上がり、太陽で乾いて赤くなったカゴメノリ。袋に入れて水を入れると、想像以上に綺麗で濃い色が出て来ます!
今だけできる自然の色遊び♪台風と海の恵み。
この真っ赤具合、ぜひ、足を運んでみてはどうでしょうか?
ネコわくのすぐ横の海です。
(ゆうにー)
by neco-waku
| 2022-04-20 13:40
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